ここ数年は地元に帰ったり、地元の話をするのはあまり気が乗らない
家族とも友達とも痼りの残る場所だから。
東京の大学に進学して、2年にあがる年の春休み
私は幼なじみで初恋相手だった人の子供を身ごもった。
でもわたしは産めなかった
自分のことも相手のことも信じてなかったからだと思う。
少女だった私は臆病で弱過ぎた
空回りして絡み付いてちゃって、ほどけなくて
ぷつッ
絡んだところを切り捨てた
そんな少女のいた場所
それがいまの私にとっての地元
でも、これからさき自分にとっての地元というものは変わっていく
今まで生きてきた地元は自分のルーツとなる
少女は女になるために強く、たくましく、美しくなり
女になって、新たな地元を持つ(結婚とか妊娠 etc…)
地元(街)というのは
そんな女たちの力によってつなげられた生活網
なんか、結婚するときとか相手の地元が自分に合うのか探ってしまいそう
当たり前なことなんだろうけれど、面白いなって。。。
結婚は生きていく場所も選ばなきゃならないんだな
網が一本一本絡み合いながらつくられていくように
人と人、人と街が寄り合うことでその場所・人が結ばれ繋がれていく
これは東北を襲った大震災のときにも感じたこと
私の実家は仙台で、薬局とデイサービス施設を経営しているために
施設は緊急避難場所となり、生き場のない方を保護することになった
家族はみな無事でよかったけれど、
避難場所として施設を開放するときの母は使命感に取り憑かれていた
家の方が落ち着かないうちに、
薬の配達車の緊急車両の手配や施設を避難場所として登録するために
役所や県を相手に申請を求めていた
彼女の行動で
薬局の車が緊急車両として認可され、在宅患者の方々へ薬は配られた
震災によって難民になったけれど
難民になったことで人が身近になっていた
感情は全く逆だけど
祭りでもやっているような、ワクワクするような気分にさえ似ていた気がする
同じことを経験することで人は心を通わせているんだなー
結い目を狭めて密着させればさせるほど
網はしっかりと頑丈なものとなる
「難民」というと、どうしてもマイナスなイメージが先立つけれど
実際はプラスへと換える先駆者みたい
「未来難民」もそう悪くはないのかもしれない
一から関係を築いていくことは容易くはないけれど
もう結いが絡まってしまわないように、人や場所との出会いを大切に育んでいく
そんな女になりたい
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